【ニッポン経済図鑑】あいおいニッセイ同和損保東京カスタマーセンタービル (2/2ページ)

2012.1.30 05:00

 ■環境性能と快適さを追求

 約100平方メートルを緑化した屋上には太陽光発電システムも備え、最大で1フロア分の電力を賄えるという。これらにより、建築環境・省エネルギー機構による建物の総合環境性能評価制度「CASBEE(キャスビー)」で最高ランクの「新築S評価」に認証された。

 最も特徴的なのは、快適な職場環境づくりのために施されたさまざまな工夫だ。

 ビル内では「コミュニケーター」と呼ぶ約300人の女性が電話などで顧客対応にあたり、従業員の女性比率が圧倒的に高い。トイレは女性用と男性用で5対2の割合で設け、女性用のトイレ内には化粧直しができるパウダーコーナーも用意。2階には企業内保育園の「キッズくらぶ」があり、幼児を持つ母親の従業員が安心して仕事に打ち込めるように配慮した。

 さらに、顧客対応で声を出し続ける従業員がのどを痛めないように湿度を50%に保つなど、働きやすさが追求されている。

 背景にあるのは「従業員の満足度が向上しなければ、顧客満足度も向上しない」(仁木部長)という考えだ。従業員の定着率が高まれば、サービスの質も高まっていく。

 目指すのは、顧客満足度ナンバーワンのコンタクトセンター。新ビルにはソフトとハードの両面から、そのための布石が打たれている。(橋本亮)

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【会社概要】あいおいニッセイ同和損保 東京カスタマーセンタービル

 東京都板橋区成増1-30-5。商品説明や契約内容の確認・変更、顧客からの問い合わせなどに対応する拠点。2011年7月末に完成、延べ床面積は8246平方メートル。練馬区にあったカスタマーセンターから機能を移し、12年1月4日に業務を始めた。