東京電力の原価内訳【拡大】
東電は、機構とともに総合特別事業計画を3月にまとめた後に、家庭向け料金の値上げ申請を予定し、上げ幅は5%程度に抑える考えだ。想定した収益改善を今回の制度見直しの下で図るには、上げ幅を5%より大きくする必要があるが、その分だけ認可のハードルは高くなる。
東電と機構が策定した今後10年間の合理化案では、外部調達見直しで5118億円を削減。管理職25%、一般職20%の年収一律カット継続などで人件費を6405億円削減する。
だが、こうしたリストラ策だけでは収支改善は不十分。枝野経産相は「(追加支援などの認可では)東電の体質も評価する」とし、東電はより踏み込んだ改革に取り組まざるを得なくなった。