日本の家電各社が「ルンバ」を作れない理由 国内製造業の弱点はそこだ!! (3/3ページ)

2012.2.12 18:00

ヒット商品となった掃除ロボット「ルンバ」

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  • ヒット商品となったロボット掃除機「ルンバ
  • 家電量販店の掃除機売り場に並ぶ「掃除ロボット」=大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田

 また、日本では「製造者だけでなく、製造・販売を許認可した国にも責任がある」として裁判で、国が被告となるケースが日本では少なくない。医療機器をめぐっては日本は欧米などと比べると規制が厳しく、複雑なのが現状で、日本の医療機器産業発展の妨げの一因ともみられている。

 パナソニックの担当者は「日本企業は完璧(かんぺき)を求めがちだが、その過程の一部にも実はビジネスになるものがたくさんある」と指摘した上で「海外企業をみていると、ときとしてアグレッシブにやることも必要だと感じる」と本音を明かす。

 ロボット技術は、人間がやらなくても自動的に人間の代わりをしてくれものであるため、人の目がない場所で使われるケースを想定すると、より高い安全性が求められる。事故が起これば、製造者にすべての責任が問われかれない。

 介護医療現場を中心に今後は多岐にわたる分野に広がっていくとみられるロボット技術。この先端技術が世の中に還元され、消費者の利益につながる機会が失われることがないよう願いたい。(阿部佐知子)

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