KDDIはアイフォーン販売を機に他社からの転入を対象にしたキャッシュバックキャンペーンを実施。なかには3万~5万円といった“大金”のキャッシュバックを掲げる量販店もあり、契約変更をあおっている。
この“あおり”で想定を超えた契約・解約を生み出すケースが出ている。ソフトバンクは5日、プリペイド携帯電話の1年以内の解約に4月4日から9975円の違約金を科すと発表。理由は「当社のプリペイド携帯をすぐに解約して他社に契約するケースが最大で月間5000件前後ある状況」(ソフトバンク関係者)のためだ。
例えば、KDDIの契約が終了時期だったり、2台目の携帯を買う場合、一度違約金が不要なプリペイド携帯を購入し、すぐ解約してキャッシュバックの多いサービスに加入するケースが増えているという。
漸減傾向にあるプリペイド携帯需要だが、キャッシュバックキャンペーンが始まった昨年12月から「短期解約が前年同月比で2倍以上増えた」(同)。