「ハリーポッター」シリーズ【拡大】
AP通信やロイター通信、英高級紙ガーディアンなどによると、米ネット通販大手アマゾンと、米最大手の書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブルの両サイトでも商品として掲載はされますが、これらは「ポッターモア」のサイトに誘導するための単なるリンクで、販売権はあくまで「ポッターモア」が握っています。ハリポタ電子版の権利を頑として手放さなかったローリングさんの大勝利です。
これはつまり、電子書籍の販売では、ベストセラー作家が小売業者側より優位な立場を取れることを証明しています。例えば、村上春樹さんや東野圭吾さんのような人気作家が今後、自著の電子版を自分のサイトだけで売ったらどうなるでしょう…。
第2は、このハリポタ電子版が、互換性の高い「EPUB(エレクトロニック・パブリケーション=イーパブ)」という規格でも販売したことです。
実は多くの電子書籍は、違法な複製版の製作防止のため「DRM(デジタル著作権管理)」という暗号技術を採用しています。そのため、米アマゾンの電子書籍リーダー「Kindle(キンドル)」からダウンロード購入した電子書籍は「キンドル」以外では読めません。米アップルのタブレット型多機能端末「iPad(アイパッド)」でも同じです。