不満の矛先は国内の吉野家事業だ。売上高は約3.9%減の876億円、営業利益は約2.3%増の45億円と足踏み状態が続く。競合するゼンショーホールディングスの「すき家」や松屋フーズの「松屋」だけでなく、居酒屋チェーンの参入で競争が激化したことも響いた。
客足を伸ばすため、約190店を改装して客層の拡大に取り組むほか、絞り込んだメニューを低価格で提供する新業態の店舗も試験的に展開。海外事業では中国・上海を中心に吉野家の出店を加速する。
これらの取り組みで、13年2月期は売上高が2.5%増の1700億円、営業利益が14.6%増の55億円、最終利益が45.0%増の19億円と増収増益を見込む。ただ、国内の競争は厳しさを増すばかりで、海外も成功例が少ないのが実情だけに、目標達成のハードルは高い。