想像力をかき立てる知的メディア ネットがつくるラジオ新時代(上) (2/3ページ)

2012.4.15 12:00

スマートフォンを使ってネットラジオを聞く女性。技術の進歩で、ラジオも次々と進化している=2011年12月16日(明治大学・小池保夫ゼミ有志学生記者撮影)

スマートフォンを使ってネットラジオを聞く女性。技術の進歩で、ラジオも次々と進化している=2011年12月16日(明治大学・小池保夫ゼミ有志学生記者撮影)【拡大】

  • 1938年、放送局型3号受信機(明治大学・小池保夫ゼミ有志学生記者提供)
  • 1958年、ナショナル「AF-640型7球_AM_FMハイファイ受信機」(明治大学・小池保夫ゼミ有志学生記者提供)
  • 1958年、東芝「6TP-243型6石_トランジスターラジオ」(明治大学・小池保夫ゼミ有志学生記者提供)
  • ネットラジオのお薦めサイト(明治大学・小池保夫ゼミ有志学生記者まとめ)

 また、地上波には流さずにネットラジオに特化したラジオ局もある。一部には有料で配信している番組もあるが、その多くは無料である。ネット接続が可能であれば、手持ちのパソコンやスマートフォンでいつでもどこでも聞けるのだ。

 そのため、例えば、スマートフォンで、世界中のニュースをその国の言語で聞いたり、語学番組で場所を選ばないスマートな語学学習をしたりすることも可能だ。音楽番組だけでなく、ユーザー側の要望に応じて楽しみ方は広がる。

 しかも、twitterと連動させてリスナー側が発信することもできる双方向の番組企画などもある。他ツールとの組み合わせ次第で、その可能性も広がっている。

 「音楽と言葉の力」

 震災時、ラジオが大いに役立ったことは話題になった。しかしラジオの利点はそれだけではない。ジャーナリスト、ノンフィクションライターの高瀬毅さんは、ラジオは「普段着のメディア」であると指摘する。硬くならないフランクなトークに音楽も加わることで、聞く人の心に深く入っていくという。

 また、ラジオ番組制作会社さくら代表取締役の桜井聖子さんは、ラジオの魅力は「音楽と言葉の力」であると語る。

 映像がなく、音のみの放送であるラジオは、想像力をかき立てる「活字メディア」とも言える。しゃべりを聞き、音楽を聴き、想像するという知的な楽しみ方ができるカッコイイメディアなのだ。その可能性を広げるのがネットラジオである。