間に合った!デジカメ市場、品薄解消で反撃開始 タイ洪水克服 (2/2ページ)

2012.4.16 05:00

 市場活況に伴い、平均単価も上昇傾向だ。調査会社BCNの調べによると、下落が激しかったコンパクトの3月の平均単価は1万5700円と、前月から8.3%上昇。4カ月ぶりに1万5000円台を回復した。販売台数も東日本大震災以降は前年実績を下回る傾向が続いていたが、3月にはようやく前年実績を上回ったもよう。BCNは「台数ベースは今後、前年を上回るペースになる」(道越一郎アナリスト)と分析する。

 ただ、ミラーレスと一眼レフでは単価の動向に変化が出ている。高価格の一眼レフは比較的安定しているのに対し、ミラーレスは発売直後から低価格化が進む傾向にある。BCNによると、3月のミラーレスの単価は前月の5万4900円から5万3000円に下がった。背景には、パナソニックやソニーなど家電メーカーの製品が市場で先行し、製品寿命が短命化していることがある。

 実際、ミラーレスは発売後から半年間で3~4割も価格が下落するケースも珍しくなく、「コンパクトの価格動向に似てきた」(業界関係者)との指摘もある。(日野稚子)