東海道・山陽新幹線の車両「N700系」【拡大】
JR東海の山田佳臣社長は23日、新幹線「N700系」の車両に、平成25年2月ごろに営業運転を行う予定の「N700A」の一部機能を反映させた改造を行うと発表した。「東海道新幹線のさらなる安全安定輸送を実現する」としている。
N700Aの「A」は進歩を意味するAdvancedの略。N700系の改造は、より強いブレーキ力を実現するため、従来の内周締結ブレーキディスクを中央締結ブレーキディスクに変更する。さらに、ATC信号による定速走行装置も搭載する。
平成25年度から平成27年度にかけて、約3年間ですべてのN700系(合計80編成)を対象に、全般検査時に浜松工場で改造を進める。費用は概算で約230億円を見込んでいる。