冷却に外気、消費電力4割削減 IIJ提案のコンテナ型データセンター (2/3ページ)

2012.5.4 05:00

コンテナ型データセンターの設置風景。簡単な増設が可能だ

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 これに対しIIJは、センターをコンテナ型のモジュールとすることで対応した。コンテナ型のため、外気冷却のための機器をコンテナに配置するため、その分、冷却効率も高まる。しかも設置が簡単で増設も低コストになり、需要増にスピーディーに対応できるのも特徴だ。

 コンテナ型データセンターの仕組みは、外気はファンユニットなどがある「空調モジュール」から入り、サーバーなどがある「ITモジュール」を冷却。最後は空調モジュールから排出される。外気の温度や湿度によって完全に外気を使ったり、排気と外気を混合させたりする。夏などはコンプレッサー(圧縮機)で冷却することもある。

 クラウド拡大で需要増

 IIJは1年にわたる実証実験を経て、昨年4月にこの方式を導入した「松江データセンターパーク」(島根県松江市)を開設した。約8000平方メートルの敷地に最大24個のコンテナを建設し、それぞれにサーバーの入ったラックが9台ある。最大9000台弱のサーバーが収容可能という。現在、隣接する敷地で同規模の2期工事を検討している。

 今後は、災害などのリスクを避けるという意味からもセンターを全国に分散させる計画で、外気のクリーンな地方を中心に整備を進める方針だ。