サッポロビールは16日、第3のビールの新商品「北海道プレミアム」を7月11日に発売すると発表した。北海道産の原料を使って「爽快(そうかい)ですっきりとした味わい」(同社)に仕上げたのが特徴。ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の中で唯一プラス基調が続く「第3」の分野をてこ入れする。
北海道産大麦の麦芽や富良野産のホップを原料に使用。「氷点下で熟成させる製法をとった」(林直樹・サッポロブランド戦略部長)ことで、渋味や雑味をなくすことに成功したという。
アルコール度数は5%で、実勢価格は350ミリリットル缶が140円前後、500ミリリットル缶が195円前後。年内の販売目標は300万ケース(1ケースは大瓶20本換算)とした。
第3のビールは味わいにコクのあるタイプとすっきりとしたタイプに分かれる。サッポロの主力の第3のビール「麦とホップ」はコクのあるタイプで、2011年は1392万ケースを販売した。ただ、市場規模はすっきりとしたタイプの方が大きく、北海道プレミアムで市場の獲得を目指す。
11年のビール類の市場では、第3のビール出荷量は前年比1.8%増と、10年の8.7%増から伸び率が鈍化した。ただ、サッポロは「まだ数年、堅調な伸びが続く主戦場」(林部長)として、引き続き第3のビールに注力していく考えだ。