ブリヂストンは23日、2050年までにタイヤ原料をすべて再生可能資源にする「100%サステナブルマテリアル化」の実現に向けた将来技術を発表した。主原料の天然ゴムだけでなく、合成ゴムやカーボンブラックも原油の代わりにトウモロコシやサトウキビなどを原料としたバイオマス(生物資源)から作る技術を開発し、20年までの実用化を目指すとしている。
合成ゴム製造には原油を原料としているが、今回、その代わりに生物資源から生成されたバイオエタノールから合成ゴムの主原料となる「ブタジエン」を得ることに成功した。バイオエタノールはトウモロコシの茎やサトウキビの皮など不要となった部分を発酵して作られるため、資源の有効活用につながるとしている。
同社はすでに、多年草の「グアユール」や「ロシアタンポポ」から天然ゴムを採取する研究を始めたほか、タイヤ用補強繊維についても植物由来繊維の比率を高める研究を続ける。
同社の森本芳之常務執行役員は「(再生可能資源化の推進は)原価対策や安定調達にもつながり、事業としての自由度が広がる」と述べ、価格面でのメリットにも言及した。