マツダ「RX-8」は生産終了するが、水素を活用したロータリーエンジンの開発は継続する【拡大】
エンジンについても海外メーカーから引き合いがあり、両部品について「中国、タイやメキシコなども含め、海外生産を検討する」とした。
また、水素を燃料としたロータリーエンジンで発電する電気自動車(EV)を来年リース販売することも明らかにした。唯一のロータリーエンジン車「RX-8」の生産は今月終了するが、水素を活用した同エンジンの開発は継続する。
2012年3月期に4期連続の最終赤字を計上したマツダは、独自技術による商品力の強化のほか、小型スポーツカー分野でのイタリアの自動車大手フィアットとの協業や、スズキの軽ワゴン車「パレット」のOEM(相手先ブランドによる生産)調達などの提携戦略で経営再建を急いでいる。(平尾孝)