一方、女性活用の動きは他の大手企業でも始まっている。百貨店大手のそごう・西武が4月、西武所沢店(埼玉県所沢市)の正社員を全員女性にしたほか、NTT東日本が今年度からの5年間で課長級以上の女性管理職を倍増させる計画だ。
また、10年12月に政府が閣議決定した第3次男女共同参画基本計画は、女性の活躍による企業活動の活性化を掲げ、20年までに指導的地位に就く女性の割合が「少なくとも30%程度」になるよう、各企業が積極的に改善措置を進める「ポジティブ・アクション」の必要性を強調している。
それでも、厚生労働省の統計によると、企業の管理職に登用される女性の割合(従業員100人以上)は、2011年で係長級が15.3%、課長級8.1%にとどまっているといい、企業の女性活用の取り組みはまだ端緒にすぎない。(佐久間修志)