値下げ競争にタンク改修義務… 疲弊するガソリンスタンド、倒産増加の一途 (2/2ページ)

2012.6.22 05:00

 最盛期には全国で約6万軒(1994年度末)あったスタンドの数も、約3万9000軒(2010年度末)まで減少。こうした流れを値下げ合戦の激化と消防法規則の改正が助長しており、帝国データでは今年度の倒産件数は「過去10年で最大だったリーマン・ショック時の08年と同水準になる可能性がある」(同)とみている。

 元売り各社も手をこまねいているわけではない。コスモ石油は20日、蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の急速充電器と、太陽光発電を組み合わせた省エネ型のスタンドを横浜市内で実験的に開設すると発表した。元売り大手の幹部は「EVの普及台数はまだ無視していいぐらいの水準だが、ガソリン需要の低下を踏まえて何か対策を講じなければならない」と話している。