ソフトバンクの定時株主総会が22日、都内で開かれ、孫正義社長は「2016年度に営業利益を1兆円とし、国内の事業会社で営業利益1位を目指す」と意欲をみせた。
孫社長は、障害物を避けてつながりやすいため「プラチナバンド」と呼ばれる900メガヘルツの周波数帯の獲得によるネットワーク基盤強化や、傘下のヤフーを含めたスマートフォン(高機能携帯電話)向けコンテンツ拡充など今後の方向性を提示。「データ収入を増やし営業利益1兆円を達成したい」とした。
06年に携帯電話事業に参入した同社は、米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の導入などで契約を伸ばし、12年3月期の営業利益は6752億円と過去最高を更新するなど、好業績が続いている。
再生可能エネルギーについても説明。同社は固定価格買い取り制度が始まる7月1日に京都、群馬で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の運転を始める。その後全国で十数カ所に拡大し、計20万キロワット程度の発電設備構築を目指す。
再生エネについては株主から質問があがり、孫社長は「太陽光に続き、風力発電も具体的に準備中だ。本業ではないが先進的事例を示したい」と力を込めた。株主総会には昨年より245人多い2039人が来場し、約2時間半で終了した。