スマートフォン(高機能携帯電話)を活用したクレジットカード決済の新しいサービスが相次いで登場している。ソフトバンクと、米オークションサイト大手イーベイ傘下で決済事業を手掛けるペイパルは7月にも、専用機器を差し込むだけでスマホでクレジット決済ができるサービスを開始する。NTTデータも6月からスマホをクレジット決済端末とするサービスを本格提供。これまでコストなどの問題でカード決済を見合わせてきた中小事業者が手軽に決済システムを導入できるようになり、クレジットの利用シーンの広がりが期待されている。
「クレジット決済の導入コストが一気に下がる。日本の決済市場を変える」。ソフトバンクの孫正義社長は、5月にイーベイと共同で開いた会見でこうぶち上げた。
ソフトバンクとペイパルが始めるサービスは、クレジットカードを読み込む小型の専用機器「ペイパルヒア」をスマホに取り付け、手軽に決済ができるようにするというものだ。
通常、カード決済の導入には10万円前後の費用がかかるとされるが、新サービスの導入費用は専用機器の約1200円だけ。中小企業を中心に将来的に100万~200万件の導入を目指す。
同様のサービスは、ベンチャー企業のスクエアが米国で先行している。スクエアは日本参入もささやかれており、このサービスが今後クレジット決済の主流になる可能性もある。