《監査役の報告が終わり、前期の売上高や利益など、事業報告が始まる》
大坪社長「東日本大震災、円高の進行、タイ洪水などさまざまな影響もあり、経営が日を追うごとに悪化しました。その中で、グループ全体のスリム化など痛みを伴う大規模な構造改革に踏み込み、環境革新企業になるための基盤は構築された。しかし、構造改革を行ったとはいえ、大幅な赤字については誠に申し訳なく、深くおわびしたい。誠に申し訳ありません」
《大坪社長が、少し震えた声で株主をまっすぐに見据えて謝罪し、数秒間深々と頭を下げる。その後、薄型テレビやデジタルカメラなどの事業報告が、各分野ごとに映像とナレーションで詳しく説明される。株主らは、真剣な表情で聞き入る》