27日付で就任したパナソニックの津賀一宏社長は28日、東京都内で就任記者会見を開き、「お客さま価値の提供を最優先とし、本社機能の無駄を徹底的に省く」と、R&D(研究開発)部門などを、「全社サポート部門」として本社から切り離し、10月から新本社体制を敷く考えを明らかにした。
不振のテレビ事業について、「テレビは売り上げが大きくても、利益は出ない。そういう意味ではもはやコア事業ではない。住宅の中の1要素にしか過ぎない」と、生産するパネルの非テレビ用途拡大など事業の見直しを加速する姿勢を強調した。
パナソニックは2012年3月期に過去最悪となる7722億円の最終赤字を計上。津賀社長は「目指す姿は高収益企業。しかし、今はそのようなことを口にできる状況ではない。まずは普通の(収益力がある)会社に戻るため、スピード感を持って必要な改革に手を打っていく」と述べた。津賀社長は、下期中に新たな中期経営計画を策定し公表するとしている。