高速道路各社、サービス強化に躍起 PA整備などでGS撤退の減収カバー (2/2ページ)

2012.6.30 05:00

 高速道路会社は、料金収入から管理・補修費を除いた分を建設費の借金返済に回しているため、「唯一、自由に民間のノウハウが生かせる」(関係者)休憩所施設の収益強化に努める。

 また、コンビニエンスストアの設置にも力を入れる。05年10月の道路公団民営化時と現時点を比べると、中日本が54店増えたほか、東日本が20店増、西日本が33店増となった。12年度の休憩所施設事業全体の売上高は、東日本で前年度比2.5%増の446億円、中日本も2.8%増の371億円など増収を見込む。

 一方で、休憩所の売上高の約4割を占めるGSは、民営化時と比べて東日本管内で7カ所減の76カ所、西日本管内で11カ所減の71カ所などと減少の一途をたどっている。「24時間営業による人件費増など、市中のGSと比べて厳しい経営環境にあり、新たなサービスエリアへの出店要望は少ない」(東日本)のが実情だ。

 各社とも、GS側から撤退要請があった場合、営業料の引き下げなどで慰留するが、「やむなくセルフ営業を選択している場所もある」(西日本、本四)という。東日本では、SAの飲食店で食事をした人を対象に抽選でガソリン券をプレゼントするなど利用促進に努めている。(鈴木正行)

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