アップルの「iPad」【拡大】
今秋をめどに、他社製も含めて米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」に対応した端末に対応し、自社の電子書店「リーダーストア」のコンテンツを他社の端末でも利用できるようにする。
国内メーカーの専用端末は、スマホやタブレット端末に押されて苦戦しており、シャープは参入を目指す事業者に著作権管理技術や閲覧ソフトを提供するビジネスに軸足を移そうとしている。
ソニーもコンテンツ販売の収益向上を目指すなど「ハードからソフトへ」の動きが急だ。
新規参入組は強力だ。米アマゾンは、書籍データを取り込む際の通信費がかからないことを売り物に、欧米などで収益を伸ばしてきたフロントランナーだ。
買収したカナダの電子書籍ベンチャー「コボ」の専用端末「コボタッチ」の販売を間近に控える楽天は、1万円前後の価格設定を計画する。既に専用サイトを立ち上げ、7月初めにも詳細を発表する予定だ。
アマゾンに続いて米アップルやグーグルなど海外の「黒船勢」が日本で事業を本格化させれば、サービスを展開する事業者の淘汰(とうた)とともに、遅れていた電子書籍の普及が進みそうだ。