スズキは9日、9月に発売する主力軽自動車「新型ワゴンR」に採用する低燃費化技術を発表した。減速時に生じるエネルギーの回生効率を上げるため、軽自動車では初めてリチウムイオン電池を採用。燃費性能が従来より22%改善され、ワゴンRはクラストップレベルとなるガソリン1リットル当たり28.8キロの走行が可能になったという。
新たなエネルギー回生技術「エネチャージ」では、オルタネーター(発電機)で起こした電力を鉛蓄電池とリチウムイオン電池に効率良くためるほか、通常は走行時や加速時も動かすオルタネーターを減速時だけに稼働させ、省燃費につなげる。
蓄冷材を活用した機構「エコクール」も導入。蓄冷材を通した風を車内に送り、室温の上昇を抑えることで、信号待ちなどでエンジンが自動的に停止するアイドリングストップの時間を大幅に長くできるようにした。
これらの技術について、東京都内で会見した本田治副社長は「軽自動車や小型車向けに幅広く展開したい」と述べた。