“消費電力を知る”対応家電で主導権争いへ 東芝やパナソニックなど (2/2ページ)

2012.9.12 05:00

家電製品のエネルギーをコントロールするパナソニックの「AiSEG(アイセグ)」

家電製品のエネルギーをコントロールするパナソニックの「AiSEG(アイセグ)」【拡大】

 今後、洗濯機や冷蔵庫などに対応製品を拡充し、将来は他社製品との接続も可能にする。

 パナソニックは、HEMS向けに次世代電力計「スマートメーター」や、電気自動車(EV)と住宅間で電気を融通しあうシステムも投入。「2015年度に2000億円の売上高を目指す」(長栄周作副社長)方針だ。

 HEMSの制御装置を国内の電機メーカーで初めて売り出したのが東芝。6月から発売した「フェミニティ」で、通信機能を持つ全ての家電に対応できる。

 価格は14万1800円。東芝はHEMS対応家電を強化して、家庭向けの関連事業で15年度に2500億円の売上高を目指す。

 NECはネット上でデータを管理するクラウドを使い、家庭内の使用電力や電気料金を見える化するシステムを住宅メーカー経由で発売。17年度に関連事業で3000億円の売上高を狙う。

 調査会社の富士経済によると、HEMSなどスマートハウスの国内需要は20年度には11年度比約3倍の3兆4755億円に拡大すると試算する。テレビなど家電の苦戦が続く一方、急成長市場への参入が広がりそうだ。(今井裕治)


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