今月の受注量は前月比で4~5割減り、11月以降の生産計画もまだ提示されていないという。豊田正雄常務執行役員は「深刻な状況だが、雇用は確保したい」と話す。
ベアリング大手のジェイテクトや日本精工も日系自動車向けの部品生産を減産。ジェイテクトは当面、在庫調整などでしのぐとしているが、担当者は「長引くと影響は出てくる」と不安を口にする。
アイシン精機は国慶節(建国記念日)以前からエンジン部品の生産レベルを落としている。カーナビゲーションシステムを現地生産するパイオニアは減産はしていないものの、昨年の大洪水でタイの主力工場が甚大な被害を受け、中国に生産を一部移管したばかり。中国工場の生産に支障が及べば、「どこで生産すればいいのか」と戸惑う。
自動車部品各社とも、納入先の自動車各社の動向をもとに生産計画を立てているが、現地の自動車販売への影響が読めない現状に、「従業員の配置転換や操業短縮をいつまで続ければいいのか」と頭を抱えている。