米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO【拡大】
米マイクロソフトのスマートフォン(高機能携帯電話)向け最新基本ソフト(OS)の「ウィンドウズフォン8」の日本発売が先送りされることが11日、明らかになった。スマホの普及率が高い日本市場で販売するメリットを見極めたい考え。国内では当面、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」と米グーグルのOS「アンドロイド」の2強の争いが続くことになる。
NTTドコモの加藤薫社長はこの日の新商品会見で、新OSを入れたスマホの年内発売を見送ったことを認めた上で、新OSについて「魅力的であり、できるだけ早く(発売を)検討をしていきたい。法人からのニーズもある」と語った。
MSは6月、ウィンドウズフォン8の年内発売を発表。フィンランドのノキアや韓国サムスン電子などがこれに対応したスマホを米国や欧州、中国で順次投入する。一方、国内メーカーは引き続きアンドロイド搭載端末のみで勝負することになる。
米調査会社IDCによると、2011年のスマホの世界シェアはサムスンが19.1%、アップルが18.8%と首位を争っているのに対し、日本勢は合わせても約6%。調査会社、MM総研の横田英明アナリストは「複数のOSに対応した開発は体力のあるメーカーしかできない」としながらも、「日本勢は海外展開で乗り遅れかねない」と指摘する。