除染 鍵は減容・効率化 大林組が高速・少水量システム開発 (2/2ページ)

2012.10.16 05:00

高濃度の汚染土だけを回収できる大林組のシステム「スキャンソート」

高濃度の汚染土だけを回収できる大林組のシステム「スキャンソート」【拡大】

 一方、大成建設が開発した「ドライアイスブラスト工法」は、ドライアイスの粒を舗装面に吹き付けた後、表面に付着した放射性物質をはぎ取る仕組みだ。洗浄水が不要で、舗装面も傷つけずに放射性物質を70%以上除去できるといい、適用事例を今後増やして技術の実証化に取り組む。

 鹿島は道路用の高圧除染車を開発し、人手に頼るよりも作業効率を約10倍高めることに成功。清水建設も、高圧洗浄機の100分の1の水量で放射性汚染物質の除染ができる蒸気洗浄機を開発した。

 これまでの除染活動では、高圧洗浄機などで緊急的な作業を進めてきたが、今後は中間貯蔵施設に持ち込む量を減らすとともに作業の効率化が欠かせない。

 政府は除染作業を加速させる構えをみせており、ゼネコンの受注機会も今後増えそうだ。(那須慎一)