日本が中国からサイバー攻撃を受けた件数【拡大】
同センターはサイバー攻撃を受けた被害者の“駆け込み寺”で、ホワイトハッカーは、システム復旧のため、漏洩(ろうえい)した情報の特定や不正アクセスによる侵入痕跡に奔走する。
同時に、契約する600を超える国の機関や企業のシステムがサイバー攻撃を受けていないかも監視する。
情報セキュリティー企業のネットエージェントは、サイバー攻撃を受けた企業の情報流出・漏洩の原因究明などをビジネスにしており、1カ月に5~10件の要請があるという。
杉浦隆幸社長は「サイバー攻撃を受けても企業側が意外と気付かなかったり、業者に相談せず社内で隠してしまうことが少なくない」と話し、サイバー攻撃は表面化している件数以上に多いことを示唆する。
近年、三菱重工業や川崎重工業などがサイバー攻撃を受けており、企業も警戒感を強め、ホワイトハッカーに対する関心は高まっている。