NECは19日、2012年9月中間期の連結最終損益を従来(7月)予想の240億円の赤字から80億円の黒字(前年同期は110億円の赤字)に上方修正した、と発表した。中間期で最終黒字となるのは4年ぶり。国内企業のIT(情報通信)サービス投資が堅調に推移したほか、リストラや特許売却益などが利益を押し上げた。営業利益も従来予想の10億円から470億円(前年同期比約6.9倍)、連結売上高も480億円増の1兆4480億円(同0.3%増)にそれぞれ引き上げた。
企業向けのシステム構築やアウトソーシングなどのシステム開発事業、携帯電話会社の基地局向けなどのキャリアネットワーク事業が好調だったため。これに加え、今春から行った給与カットなど人件費の削減効果や、台湾企業への液晶パネル関連の特許売却などが損益改善に寄与した。
ただ景気先行きが不透明なことから、1000億円(前期比36%増)の営業利益を見込む13年通期の業績予想は据え置いた。