ルネサス9月中間 上期で最大 最終赤字1150億円 (2/2ページ)

2012.10.30 05:00

 本業のもうけを示す営業損益は233億円の赤字(前年同期は292億円の赤字)。売上高は前年同期比9.1%減の4093億円だった。

 13年3月期の通期業績見通しは、最終赤字1500億円、営業利益210億円とした8月公表の予想を据え置いた。ただ、欧州や中国などの市場冷え込みの影響が顕在化する下期は、業績の下方修正を迫られ、赤字幅が拡大する可能性もある。

 中間期は自動車に搭載される半導体「マイコン」の販売が堅調だった一方、携帯電話向けなどのシステムLSI(大規模集積回路)事業が足を引っ張り、同社の低収益体質は依然として解消されていない。

 佐川執行役員は「中国市場は(反日デモで)大きく影響を受けるもようだが精査している段階。欧州、中国の売り上げリスクはある」としており、自動車や家電製品向けなどの受注の落ち込みで再建が一段と難航する恐れもありそうだ。