ソフトバンクの孫正義社長【拡大】
KDDIは9月に発売した「アイフォーン5」を中心にドコモやソフトバンクからの乗り換えや新規顧客が増加。中間期の純増数は「(07年9月中間期以来の)高水準となる100万件を突破した」(田中孝司社長)と胸を張った。
ただ、最終利益はKDDIが古い基地局の使用停止による特損計上、ソフトバンクは前年同期に米ヤフー株売却益を計上したことなどの反動で2桁減益。
通期業績予想は、ソフトバンクは公表していないが「営業利益は7000億円(前期比3.6%増)を確実に上回る」(孫社長)という。KDDIは営業利益5000億円(同4.7%増)と期初予想を据え置いた。
ドコモは営業利益見通しを従来の9000億円から8200億円(同6.2%減)に下方修正した。下期以降、料金割引キャンペーンなどを展開するためで、各社のスマホ販売競争は一段と激しくなりそうだ。