平成24年9月中間決算を発表するシャープの奥田隆司社長=1日午後、東京都中央区【拡大】
決算短信には「継続企業の前提に関する重要な疑義」があると記載、事業を続けられなくなる懸念があることを認めた。
同日発表した12年9月中間期の最終損益も3875億円の赤字(前年同期は398億円の赤字)で、中間期として過去最大。
多額損失で9月末の財務の健全性を示す自己資本比率は9.9%と、3月末に比べ14ポイント低下した。シャープは財務体質の強化に向け、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本提携交渉を「継続的に続けている」(奥田社長)。しかし、交渉は難航しており、鴻海以外からの出資受け入れも検討しているもようだ。
一方、ソニーは13年3月期の利益見通しを据え置いたものの、売上高を2000億円下方修正した。世界的な景気減速で薄型テレビや小型デジタルカメラなどデジタル家電の販売が不振だったからだ。特に日中関係悪化に伴う中国市場での不買運動などの影響が「売上高で300億円のマイナス要因になる」(加藤優・最高財務責任者)という。