日本自動車販売協会連合会などは6日、10月の車名別新車販売台数を発表し、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」が2万4192台で昨年12月の発売以来、初めて首位に立った。2位にはホンダの軽自動車「N BOX」が浮上、前月まで首位だったトヨタの「プリウス」は3位に後退、トップ3が大きく変動した。
アクアは排気量1500ccエンジンと高出力モーターを組み合わせ、JC08モードでガソリン1リットル当たり35・4キロの燃費を達成した。価格も169万円からとプリウスより約50万円安い。
プリウスは昨年6月以降、16カ月連続で首位を維持した。10月は前年同月比38・9%減の1万8116台。プリウスは3代目の現モデルが4年目に入り、販売ペースが鈍化している。
「N BOX」は1万8203台を販売、昨年12月の発売以来、初めて2位に浮上した。
スズキの軽「ワゴンR」が50・6%増の1万5946台で4位。5位と6位にダイハツ工業の軽「ミラ」(1万3837台)と「タント」(1万2101台)が続き、エコカー補助金終了後も燃費性能の高いHVと軽の販売好調が浮き彫りとなった。