シャープ本社=大阪市阿倍野区【拡大】
大証の場合、新興市場のジャスダックを含む上場を廃止し、東証など他市場への上場は維持した企業は11年に24社だったが、今年は10月末時点で28社とすでに前年を上回った。一方で東証1部への単独上場企業は9月末で1045社と、10年末に比べ32社増加。増加分には重複上場を解消した企業が含まれ、東証への一極集中が目立つ。
来年1月をめどに東証と経営統合し、現物株市場を一本化する大証はともかく、他の地方証取は重複解消が進むほど収益が減り、打撃は大きい。
名証が昨年8月、他の取引所に上場する企業が重複上場する際の審査料を半額にするなど、各取引所とも対策を講じているが、十分な効果は出ていない。景気の減速懸念が強まる中、経費節減の必要性は高まっている上、来年1月の東証と大証の統合で地方証取の一層の地盤沈下が予想される。(井田通人)