」
周辺の交通機関も好調だ。水上バスを運営する都公園協会によると、開業から9月末までの搭乗客は昨年比約3割増。隅田川からスカイツリーが眺められる浅草・お台場クルーズが牽引(けんいん)役となっているようだ。
開業と同時にスカイツリーから羽田空港線など4つのコースで運行しているシャトルバスも人気だ。運営する東武バスによると、特に上野・浅草線の人気が群を抜いているという。
一方、スカイツリーの近くに位置する押上駅周辺の商店街では現在、ほとんど「スカイツリー効果」はないという。
東京スカイツリータウンの南側にあるおしなり商店街振興組合によると、スカイツリーの建設中はタワーの成長を見物に来る客や建設工事関係者で商店街はにぎわいを見せていたが、開業とともに客が激減した。