肝心のウィンドウズ8も、発売後、「スタートメニュー」が廃止されたことに対する利用者の苦情が多く寄せられ、早くも設計変更するのではないかとの観測が強まっている。スタートメニューの廃止は、携帯端末の市場拡大をにらみ、「タッチパネル方式が主流になる」とシノフスキー氏が社内を説得したためという。
一方、来年の退社が発表されたアップルのスコット・フォーストール上級副社長も臆測を呼ぶ。創業者のスティーブ・ジョブズ氏がアップル復帰の際に引き連れ、ソフト開発の責任者を長く務めたが、デザイン部門と対立するなど周囲との摩擦が絶えなかったとされる。
とどめは9月に発売されたスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」に搭載された地図ソフトの誤表示問題。クックCEOが謝罪する騒ぎとなり、卓越した手腕で会社の成長を牽引(けんいん)したフォーストール氏だったが、ついに社内で居場所を失ったようだ。(ワシントン 柿内公輔)