日立製作所は今月、扇島パワーが15年度に稼働させる火力発電の新設工事を受注した。写真は2号機=横浜市鶴見区【拡大】
一方で、電力事業をめぐる世界のライバルとの市場争奪戦は激しさを増すばかり。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は東芝と組んで、中部電力から高効率のガス発電設備を受注したほか、独シーメンスは沖縄電力からガスタービンを受注した。
国内向けの火力発電はこれまで、発注候補を1社に絞る随意契約が主で、国内大手が担うことがほとんどだった。だが、東日本大震災後の原発停止の影響で電力会社の業績が悪化、競争入札の強化に乗り出した結果、値下げ競争が過熱している。国内大手といえども、発電効率のアップなど技術の差異化を急がなければ、厳しい戦いを強いられる。
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■重電メーカー3社の2013年3月期の電力事業見通し
社名 売上高 営業損益 セグメント
当初計画→修正見通し 当初計画→修正見通し
東芝 1兆8900→1兆9350(11.0)1200→1270(33.7)電力社会インフラシステム
三菱重工業 1兆1000→1兆1000(15.1) 750→ 900(▲2.5)原動機
日立製作所 8400→ 8700( 4.5) 220→ 260( - )電力システム
※単位:億円、カッコ内は前期比増減率%、▲はマイナス、-は赤字で比較できず