家族の一員としてペットを飼う家庭が増える中、ITサービス大手が関連需要の取り込みを狙った新サービスを打ち出している。
富士通は27日、飼い犬の首輪に取り付けた歩数計からデータをネット上に保存し、パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)で愛犬の健康管理ができるサービスを28日に始めると発表。
NEC子会社のNECビッグローブは、10月からスマホでペットの体重や健康状態を日記形式で簡単に記録できる無料アプリの提供を始めた。
一般社団法人ペットフード協会によると、国内での犬や猫の飼育数は2003年に15歳未満の子供の人口を超える2000万頭規模に拡大。
これに伴い飼い主のペット関連消費も増えており、IT大手はネット技術を活用した健康管理支援で需要の取り込みを狙う。