「販売店の営業マンの引き抜きや退職が相次いでいる」(大手メーカー幹部)など反日の影響は尾を引いており、三菱自動車の益子修社長は「来年3月くらいまでは、我慢が続く」とみる。
販売不振の影響は輸出にも波及。トヨタの高級車ブランド「レクサス」、日産の「インフィニティ」など利益率の高い高級車を中心に輸出が減り、収益を圧迫している。トヨタの中国向け輸出は91.3%減の800台と激減、日産も「販売店に在庫がたまっている」(広報部)として、75.9%減の700台に減らした。中国向け輸出の落ち込みが長期化すれば国内も生産調整を強いられ、雇用にも悪影響が広がる恐れがある。
一方、富士重工業とダイハツ工業を加えた大手8社の10月の国内生産は、合計で12.4%減の75万1414台となった。エコカー補助金の終了の影響が響いたためとみられる。販売の合計は6.6%減の33万4103台だった。海外生産の合計は、北米や東南アジアの販売好調を受け14.6%増の131万2102台と拡大した。