JRグループ6社は4日、1985年に発売したプリペイドカード「オレンジカード」を、来年3月31日で販売終了すると発表した。ICカード式のプリペイド型電子マネー「Suica(スイカ)」などが普及したことで、オレンジカードの一定の役目が終わったと判断した。
ただ、来年4月以降も、駅の券売機では当面の間、オレンジカードを使って切符類を購入できるようにする。
オレンジカードは、券売機で切符を購入するためのプリペイドカード。一時期はテレホンカードなどと同様、収集家があらわれるほどの人気を集めていた。
JR東日本によると、グループ6社でのオレンジカードの発行枚数は、2001年度に400万枚だったが、10年後の11年度は215万枚とほぼ半減。今年度上半期(4~9月)は17万6千枚に激減したという。