今回の石炭輸入の再保険は、NEXIが9月にEDCと結んだ再保険相互協定の第1弾。今後はカナダに進出する日本企業の新興国向け輸出保険や、将来的にはカナダから日本の電力会社向けLNG輸出に適用することも視野に入れている。
日本の2011年の発電用石炭の全輸入量は約1億100万トン。このうちカナダからは約200万トンと豪州、インドネシアなどに次ぐ第5位の調達先で、東電など電力7社が購入している。
原発停止によって石炭火力は重要なベース電源と位置づけられているため、政府は石炭の安定調達の観点からも再保険で側面支援することにした。
これまで国際市場で信用力が高い電力会社向けに輸出保険をつける事例は少なかったが、原発事故以降の信用力低下で電力会社からの支払い回収が困難になる懸念が広がっている。