日本自動車販売協会連合会(自販連)などが10日発表した平成24年の新車販売ランキングは、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が4年連続で首位だった。東日本大震災で供給不足に陥った前年より25・8%増えて31万7675台と大きく伸びた。平成9年の発売以来、年間販売台数としては過去最高を記録した。
2位には23年12月に発売されたトヨタの小型HV「アクア」が初登場した。169万円からとプリウスより約50万円安く、ガソリン1リットル当たり35・4キロ走れる燃費性能で人気を集めた。
軽自動車の販売増も目立った。長引く景気低迷で、維持費の安い軽自動車が脚光を浴びたためで、上位10車種のうち軽は6車種。前年よりさらに1車種増えた。軽の低燃費ブームを主導してきたダイハツ工業は、「ミラ」が前年の7位から3位に上昇。販売が約8割伸びた。