米アップルの株価【拡大】
米調査会社ABIリサーチは、17日に発表した世界のスマホ市場見通しで、2012年末で20%弱とみられるアップルのシェアは13年には22%へとわずかに増えるが、その後18年まで横ばいを余儀なくされると予測。首位の韓国サムスン電子は、昨年の33%から18年に45%まで上昇するとした。
激戦のスマホ市場では、各国で価格競争も熾烈(しれつ)になっている。アップルは値下げに走らずにブランドを守る戦略にこだわってきたが、「アイフォーンの機能に目新しさが薄れ、サムスンなど各社のスマホと見比べながら購入を検討するユーザーが増えた」(米IT業界関係者)。「5」は地図機能で起きた不具合も打撃となったとみられる。
そんな中、米紙ウォールストリート・ジャーナルは、アップルが「5」の廉価版の発売を検討していると報じた。アップルのシラー上級副社長は「われわれの向かう方向ではない」と否定したが、市場では観測がくすぶり続け、アップルの最高経営責任者(CEO)をかつて務めたジョン・スカリー氏も、難局の打開に向けて「値下げに踏み切るべきだ」と促す。