日産が横浜本社にも社内託児所　女性管理職の産後復職を支援

　日産自動車は２９日、グローバル本社（横浜市西区）に、社員向けの事業所内託児施設「まーちらんど・みなとみらい」を開設した。テクニカルセンター（神奈川県厚木市）、グローバル情報センターに続く３番目の設置となる。

　日産は２０１６年度までの中期経営計画で、管理職の女性比率を現在の約７％から１０％に高める目標を立てている。同日の会見で志賀俊之最高執行責任者（ＣＯＯ）は、「経営判断に女性の視点を加え、競争力を高めたい。将来の女性幹部を育てるためには、出産後いつでも復職できる仕組みが必要」と狙いを説明した。

　今回の託児施設は広さ１３０平方メートルで、グローバル本社ビルの６階に開設した。保育定員は９人で、午前８時から午後８時まで。産後８週間の赤ちゃんから２歳児までを預かる。施設の運営はパソナフォスターに委託する。