アップル向けにカメラモジュールなどの部品を供給しているアルプスも、通期の連結最終損益を従来予想の13億円の黒字から85億円の赤字(前期は41億円の黒字)に引き下げ、4期ぶりの赤字転落となる。
同社の米谷信彦専務は「13年1~3月期も売り上げが伸びない」と話した。これに対応し、同社は非正規従業員を含めた国内外の従業員約3万2000人の約1割にあたる3000人を14年3月末までに削減する計画を発表した。
一方、アップル向けの減速を他社向けで補うメーカーもある。村田製作所は韓国サムスン電子などにもスマホやタブレット向け部品などを納めており、通期の最終利益は前期比7.1%増の330億円の予想と堅調。京セラも「一部のスマホ製品で部品受注が鈍ってきているが、1社だけに納めているわけではなく、業績は大きく落ちない」としている。
電子部品各社はスマホ向け部品を成長分野ととらえ積極投資をしてきたが、販路の多角化など新たな戦略が求められているといえる。