新型「Aクラス」を紹介するメルセデス・ベンツ日本の上野社長=東京都港区【拡大】
アップは、追突事故を防ぐ先進安全システム「シティエマージェンシーブレーキ」を前面に打ち出し、シンガーソングライター、久保田利伸さん出演のテレビCMで新鮮なイメージを演出した。
その結果、年末まで約3カ月間に6200台を受注し、VWJの年間新車販売台数が5万6188台と、前年実績から11%伸ばす原動力になった。
この成功を受け、メルセデスも、宣伝や販売手法に「若者狙い」を際立たせた。
敷居の高いブランドイメージをなじみやすく変えるため、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のスタッフを起用した異例のプロモーションアニメを制作し、ネット上で公開。購入プランも、毎月の支払額を抑えられる残価設定ローンと点検整備のパックを用意し、維持費の不安を解消して契約増を目指す。
一方、フィアットクライスラージャパン(東京都港区)は昨年末、235万円からの「イプシロン」を発売した。