同社の試算によれば、2005年からの10年間で中国を除くアジア各国の紙需要は1.6倍に増加する。木材チップや製紙の原料になる木材を確保するためにも、木材資源が豊富なミャンマー進出は重要とみている。
同国のテイン・セイン大統領は5日、経団連の訪問団に対し「木材などは材料として輸出するより、国内で加工して製品として輸出するほうが両国の利益につながる」と同プロジェクトを後押しする発言をしている。
キャリイ月産100台
一方、同国に再進出するのはスズキ。経済成長に伴い需要の伸びが見込めると判断、700万ドル(約6億5700万円)を投じ、全額出資の子会社「スズキ・ミャンマー・モーター」をヤンゴン市内に設立する。当初は小型トラック「キャリイ」を月間100台生産、従業員は80~90人を予定している。
スズキは98年に進出した。国営自動車メーカーと合弁で、キャリイや現地仕様の小型乗用車「ワゴンR」、二輪車を10年まで生産していた。ただ累計で四輪車が6000台、二輪車が1万1000台と伸びなかったため、同年に合弁契約が切れたのを機に、撤退した。
民主化が進むミャンマーに日系自動車メーカーとしては、いすゞ自動車が現地代理店を通じて小型トラック「エルフ」を生産し、年200台程度を販売。三菱ふそうトラック・バス、ヤマハ発動機も販売会社の設立を検討している。