有機ELテレビで同じ失敗を繰り返さないためには、単独での投資を避け、負担を軽減する必要があると判断した。
米調査会社のNPDディスプレイサーチによると、2012年1~9月期の液晶テレビ世界市場のメーカー別シェアは、サムスン(25.0%)、LG電子(13.7%)と韓国勢が首位を争う構図。3位のソニー(8.9%)、7位のパナソニック(4.7%)は大きく水をあけられている。
一方、有機ELテレビの世界市場は16年に約99億ドル(約9100億円)と13年見込みに比べ、31倍に膨らむ見通し。この新しい市場を主導するには、いち早く製品化にこぎ着ける必要があるが、韓国勢が先行している。
かつての家庭用ビデオレコーダーの規格争い「VHS・ベータ戦争」を繰り広げたパナソニックとソニーは、いま、密接な協力関係を築く必要があるほど、日本のテレビ産業は追い込まれた状況といえる。(米沢文)