有機ELパネル生産会社の枠組み【拡大】
両社は昨年6月、有機ELパネルの研究開発で提携、年内の量産技術確立を目指している。今回、提携関係を生産段階にまで拡大し国際競争力を高める。
有機ELは電圧をかけると発光する有機物でできた電子材料で、液晶テレビよりも薄くできるほか、画質も高く、消費電力も少ないといった特徴がある。有機ELテレビをめぐってはLG電子が今年2月の発売を計画し、サムスン電子は今年前半にも発売するとみられている。
ブラウン管テレビの時代に世界市場を席巻したソニーとパナソニックだが、薄型テレビの普及とともに韓国勢が大規模な設備投資で攻勢をかけ、競争が激化した。
これに対し、ソニーはブラウン管時代の成功体験が抜けきれず、薄型テレビ用パネルの投資で出遅れた。
一方のパナソニックは数千億円規模の巨額を投じ、パネルの新工場を国内に建設して韓国勢に対抗したが、製品価格の下落や円高などで採算が悪化。結果的に「過剰投資になった」(同社幹部)。