一般家庭に貸し出された日産自動車の超小型電気自動車=19日、横浜市青葉区【拡大】
同社は観光地で、車に代わる足としての用途を見込んだ実験も始めるなど、新たな用途を模索。今後、課題を抽出した上で実用化を目指す方針だ。
一方、トヨタが昨年10月から始めたサービスは、中京大学と最寄り駅の間で、学生や職員が原動機付き自転車規格の1人乗り超小型EVを共用する。スマートフォン(高機能型携帯電話)での利用予約やICカードを使った認証・開錠による無人貸し出しが可能で、乗り捨ても可能。同社は「公共交通機関のように使える」と強調する。
このほか、ホンダが年内にもさいたま市、熊本県で超小型EVの実証実験に取り組む計画。地方自治体も、バスの廃止路線に超小型車の導入を進めたい考えで、国交省は今月から地方自治体からの申請受付を始めた。