日立GEニュークリア・エナジーが報道陣に公開した除染ロボット「Arounder(アラウンダー)」のデモンストレーション=8日、茨城県日立市の日立製作所臨海工場【拡大】
日立製作所の子会社、日立GEニュークリア・エナジーは、東京電力福島第1原発の廃炉に向け、原子炉建屋内で除染作業を行うロボット「Arounder(アラウンダー)」を開発し、茨城県日立市の日立製作所臨海工場で報道陣に8日、公開した。
開発は経済産業省のプロジェクトの一環として行われ、費用の半分を国が補助。建屋内は放射線量が高い場所があり、作業員が容易に立ち入れないため、ロボットで除染して作業環境を整備する狙いがある。今夏に福島第1原発に投入する考えだ。
ロボットはアームの先端から高圧水を噴射して床や壁に付着した放射性物質を洗い落とすと同時に、汚染物質が混じった水を吸い取って回収する。高圧水はホースを通して離れた場所にあるポンプから送られ、同様に汚染水もタンクで隔離する。
除染ロボットについては、東芝も粒子状のドライアイスを吹き付けて放射性物質を除去するロボットを公開しており、各社が開発を急いでいる。